新着NEWS
いつもご覧いただきありがとうございます。
♪*☆*♪令和6年11月19日(火)
更新♪*★*♪
”年末の大掃除
”
年末の大掃除は自宅の煤払い(すすはらい)
をして新年を迎える行事のひとつですね。
年末の大掃除に最適とされている時期は決ま
っているそうで、12月13日が「はじめの日」
、12月28日が「終わりの日」だということで
す。
この日にち通りにしなければならないという
わけではないそうですが、正月になってから
の掃除は埃や汚れと一緒に福も捨ててしまう
という言い伝えがあるそうです。
厳しい寒さになる前に普段できない窓や庭な
どを少しずつ済ませておくといいかもしれま
せんね。
真綿から糸をつむぐ
結城紬は、繭から糸を引き出した生糸ではな
く袋真綿から糸をつむいでいきます。
産地ではこの作業を「糸とり」といいます。
袋真綿は繭をやわらかく煮てお湯の中で薄く
みえる糸口から指を入れ少し広げ、中のサナギ
と皮を取り5〜6個を同様にして重ね、こぶし
を入れてぐっと広げ袋状にしたものです。
水気を絞り乾かします。
乾いた袋真綿は空気をたくさん含み軽くあた
たかく手のひらに乗せても重さを感じないほ
どふわふわです。
そうして出来上がった袋真綿を「ツクシ」と
よばれる竹製の杭にきびがらをつけたものに
からませ細く引き伸ばして指で押さえつばを
つけては少しひねるようにして引いていきま
す。
きびがらとは植物のキビの茎の部分の皮をむ
いて干したものです。
きびだんごのキビです。
真綿から細く引き出した糸を「オボケ」とよ
ばれる丸い桶のなかにためていきます。
約100グラムの真綿(50枚くらい)を糸にした
ものを1ボッチ(ひとボッチ)といいます。
きもの1枚分には7ボッチ必要です。
ふしなどを取りながら最後までできるだけ均
等な太さで引いていきますが、綿から手でつ
むいでいるとどうしても太いところや細いと
ころがでてきます。
そういうことも全部含めて織り上がった結城
紬の独特なやさしい風合いになるのだと思い
ます。