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ここでは結城紬の豆知識をお伝えします!!
♪*☆*♪令和6年3月19日(火)
更新♪*★*♪
”あっというまに新年度
”
日差しがやわらかくなってきてぽかぽかとし
てきました。工房の木々にも花が咲き草花た
ちもかわいい花をつけています。
外の柱にカマキリの卵が産みつけられていま
す。カマキリは4月から5月にう化し、100〜
300匹の赤ちゃんが一斉に生まれるそうです。
一度は立ち会ってみたいものです。
春といえば桜ですが、ここ栃木県小山市の花
に指定されているのが「思川桜」(オモイガ
ワザクラ)です。
思川桜が咲く時期はソメイヨシノと八重桜の
中間頃なのでまだもう少し先です。
思川桜は1954年に小山市東島田の思川を眼下
に望む丘のうえにある日本聖公会小山研修所
(小山修道院)の庭において春秋二季咲き桜
として名高い十月桜の実生から発見された小
山市原産の桜です。
工房の思川桜は秋にも咲きますよ。
花弁は6〜10片で紅色を帯びたとても美しい
花です。
この思川桜を使って結城紬の糸を染めていま
す。枝をこまかく砕きチップにして大きな和
釜で煮出します。何度か水を替え煮ることを
繰り返し思川桜の色を抽出します。
桜の色はとてもやさしく、やわらかく化学染
料では真似のできない美しい色合いがありま
す。織り上がった結城紬の反物もとても素敵
です!
全国各地にはさまざまな草木染があります。
桜染めもその土地に咲く桜で染めているとこ
ろがありますし、桜によって表情が変わるの
も草木染のおもしろいところでもあり奥深い
ところでもあります。
小山市役所の裏手を流れる思川の河川敷で思
川桜を見ることができます。
お天気の良い日に散歩にでかけてみてはいか
がでしょうか。