地機織り風景
この地機織り風景は、工房内で撮影されました。
『大人の休日倶楽部ジパング会員誌 2012.2月(No.46)』に記載されています。
工房思川桜では、まわたかけ・糸つむぎ・絣くくり・染色・地機織り・高機織りなど、結城紬の製作工程を一貫して見ることができます。
祝登録!結城紬
無形文化遺産
☆ 2010年11月16日 ☆
結城紬の手技が
世界でも認められました。
国が誇る文化財が
世界的にも守るべき宝
となりました。
その認定証がこちら!!
花嫁さんの綿帽子の語源〜真綿掛け〜
当工房でしか見られない貴重な工程です。
繭を煮て、袋状に広げていきます。乾燥させると、
柔らかくふんわりとした真綿が出来上がります。
魔法の手より紡ぎ出される糸〜糸とり〜
真綿より手で紡ぎ出された、撚りを掛けない糸が、
温かでふっくらとした結城紬の風合いになります。
軽くて最高の着心地はここから生まれます。
男の仕事〜絣くくり〜
図案を基に、糸に印を付けてくくっていきます。
柄が細かく複雑になるほど、くくる箇所は多くなります。
正確さと緻密さを必要とするこの仕事を、
一日中男は糸と向き合い、黙々と作業します。
根気と技術も要求される工程です。
「糊」の濃さを見極めます〜湯通し〜
織られた季節によって異なる糊の濃さ。
仕立てる前に、反物をお湯に通して丁寧に糊を抜きます。
ただし、全て抜くわけではありません。
加減は職人の長年の経験で判断します。
天日干しをすることにより、風合いがさらに増します。