おもいがわざくら
株式会社 結城屋 工房思川桜
yffqn919@ybb.ne.jp
TEL 0285-39-1020

結城紬の織元 “工房思川桜”

基本工程を一貫して行っている
産地で唯一の工房

伝承の手技から生まれる“日本のよきもの”

本物にこだわりを持ち
原料素材を吟味し、制作に妥協せず
結城紬の原点を見つめると同時に
新しさへの挑戦<不易流行>
本気の物造りをしています。

良い物造りは “人創り”
後継者の育成もしております。

新着NEWS
いつもご覧いただきありがとうございます。
ここでは工房思川桜最新のNewsをお伝えします!!
♪*☆*♪令和5年9月20日(金)
更新
♪*★*♪
 

肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉



夏目漱石の句です。
『肩に赤とんぼが止まった。
横目で見るとなんだか懐かしい人に会った感
じがするなぁ』
という意味だそうです。
なんかいいです。


絹織物には欠かせない「繭」。
その繭を作っているのが蚕(かいこ)です。
少し前まで身近だった蚕も養蚕農家の数が
少なくなり実際に目にする機会が減ってき
ました。
蚕はどのようにして繭を作っていくのでし
ょうか。


卵からふ化した幼虫は桑の葉を食べてぐんぐ
ん大きくなります。一頭の蚕が食べる桑の葉
は約25グラム。20枚くらいだそうです。
※蚕は一頭二頭と数えます。
その間に脱皮を4回繰り返し体調6pほどにな
ります。
脱皮の前には「眠」とよばれる頭を持ち上げ
て1〜2日程度動かなくなる状態がみられます

そしていよいよ頭を左右八の字に振り糸を
吐き出し始めます。およそ2〜3日で繭が出来
上がります。
蚕は一度も途切れることなく糸を吐きつづけ
その長さは約1500mにもなります。
すごいですよね。
繭の中でさなぎになります。
最後に羽化した蚕蛾(かいこが)が繭を突き
破って外に出てきます。


繭から糸を取りだす場合は、さなぎの状態の
時に鍋で煮てほぐすか保存のため乾燥させま
す。ですので成虫となって出てくることはで
きなくなってしまいます。
立派な繭を作ってくれる蚕に敬意をこめて
「お蚕さま」(おこさま)と呼ばれていま
す。


昔々から共にあった蚕。
大切に大切に紡いでいきたいと思います。







































































































































































































「さとちゃん」があなたを癒します

真綿(まわた)ってご存知ですか?
お蚕さんが作った繭を煮てほぐしたものです。
この真綿でさとちゃんを作りました。
真綿には心をおだやかにする効果があるといわれています。
なにかと疲れやストレスがたまる世の中ですが、さとちゃんを
さわっている時はほぅっとしていただけたら幸いです。

  重さ  10g
  シルク 100%
  使用方法 たださわっていてください
  1コ  550円(税込み)

※JR小山駅ロブレ内“おやま本場結城紬クラフト館”でお買い求め
 いただけます。























筑波山を望む鬼怒川のほとりにたたずむ工房


結城紬発祥の原点である小山市の絹(きぬ)地区で、風雪に耐えた古民家が工房です。


桜で染めたショールや結城紬の小物などを工房内で販売しております。
桜染めのショールは通常の流通には流していませんので、ぜひ工房にお越しになり、お手に取ってご覧下さい。(平日10時〜17時)

また、当工房は観光用の施設と違い、モノ作りの作業を日々行っています。
個人での見学はご遠慮頂いておりますので、何卒ご了承下さい。